「私が就活でキーエンスを選んだ理由」元キーエンス社員の話(1)

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面白いニュースコラムがヤフーのトップに登場していました。

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年収2000万円!謎めいた「キーエンス」の実態

「40代で墓が建つ」ほど理不尽な激務なのか

謎めいた会社なんだ・・・(笑)

もう20年以上前ですが、私が8年間いた会社です。ちょうど東証1部に上場し、新大阪に本社を立てた時期。大卒採用バブル入社組で、1998年3月まで在籍していました。

キーエンスの話、結構聞きたい人多いみたいですね。実際、中にいてどんな会社だったか。そもそもなぜ私はキーエンスに入社したのか。

「謎に包まれた会社!?」を私なりにひも解いてみたいと思います。理不尽な激務って(笑)。長くなりそうなので何回かに分けてお話します。お正月の読み物としてお楽しみ下さい。

 

おはようございます!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!

なぜ、私はキーエンスを選んだのか

今でこそ実家の宿を継いだ私ですが、大学4回生の時普通に就職活動をしていました。当時、実家を継ぐなんて考えは全くありませんでした。直感的に「メーカーに就職したい」「入社したら営業をやりたい」と考えていました。

理由は「営業」というのがどんな資格や技能にも勝る「手に職」だと考えていたから。この考えは今も変わりません。なぜそんな風に思っていたのか。大学時代、アルバイトをしてそのお金で自転車旅をする、ということばかりやっていた私にとって、「見知らぬ人と話をすることの大切さ」を実感していただからと思います。


卒業旅行はアメリカ西海岸を自転車で旅した

どこの会社に行きたいか。とりあえず「メーカー」ということは決めていました。自分が当時自転車旅の好きなサイクリストだったこともあり、第1希望は株式会社シマノ-SHIMANO-を希望していました。自転車部品としては当時も今も世界一のシェアを誇り、マウンテンバイクが空前のブームとなっていた頃。株価も右肩上がりで成長企業でした。有難いことに就職活動はスムーズにいき、シマノに合格。最終面接でも「釣り営業」ではなく「自転車営業」希望と申し伝えました。

そんな私がキーエンスを知ったのは就活をしていた友達の情報から。何か、無名だけど今、無茶苦茶利益率が高く儲かっていて給料も良いすごい会社の説明会があるので行ってみないか、と言われたことです。

説明会に行くだけで交通費は一人一律2千円。チョットしたバイトやん、なんて思いながら(笑)。軽ーい気持ちで行ったのを今でもよく覚えています。

せっかく行ったので、一応受けてみるか、みたいな感じでした。当時はバブル絶頂期。受けた会社はどこでも内定がもらえる時代でした。そんな中、キーエンスは当時でも2,3千人が受けて採用は100人ほどと言われていました。

1回目と2回目は筆記。3回目と4回目が面接だったかな?ひょっとしたら最後の社長面接は5回目だったかもしれません。とにかく数が多かったのと、筆記試験は学力を問うものではなく、いわゆる性格診断テストでした。

あと、ビックリしたのは大学名を記入するところがありませんでした。大学名を記入した履歴書を提出したのは3次面接ぐらいでようやく、でした。

とにかく普通ではない採用方法と、友達は落ちていくのに自分だけ受かっていくのが不思議な感じでした。そこで「この会社に呼ばれている」って勘違いしちゃったのかもしれません(笑)。最後内定を頂いた時に、第一希望であるシマノにお断りの電話を入れて、私はキーエンスを選んでいました。とんでもなく儲かっている会社。その正体を知りたい、興味津々だったというのが一番の理由です。

シマノは安定企業で大好きな自転車の仕事。会社の雰囲気も良さげ。キーエンスは何を作っているかよくわからないし、ちょっと怪しい、でも、これから更にどんどん成長していきそうな会社。

どっちが就職先として良いかではなく、どっちが自分を成長させてくれるか、将来の自分にとってプラスになるかでキーエンスを選びました。結構な博打だったと思います(笑)。

この選択は間違っていなかったと今でも思います。

もちろん、その間に実際の業務内容や噂も多く耳にしました。今のようにネットでブラックな噂を拾える時代ではありません。それでも、夜8時でも9時でも営業所の電気が消えず、ハードな会社だという情報は入ってきていました。(この部分は実際に入社してみてそうでした)

この部分に関しては、わかった上での入社でした。実際今、宿をやっていたら朝は早いし夜も遅いです。当時も親がそんな仕事をしていましたから朝出勤したら夕方定時で帰れる仕事のイメージを元々持っていませんでした。

とりあえず週休2日とGW、夏休み、冬休みの長期休暇は間違いなくあることは確認済み(これもその通りでした)。平日働いて週末遊ぶ。長期休暇では旅に出る。給料が良いので遊ぶのにお金には困らない。実際ダイビングにハマり、決して安くない器材を購入し、プロコースを受けるお金も自分で用意できたのは給料の良い会社に入ったおかげです。休みがきっちりあったことで、好きなことに没頭できました。平日はPM9時に仕事が終わってからPM11時までプールで泳ぐ日課。トライアスロンに挑戦したりもして、週末は海にダイビングに行っているか、走っているか泳いでいるか(笑)。そんな生活ができていたということは、私的には今でいうブラックな会社ではなかったと思います。

ただ・・・私が新卒で入ってから5年間いた最初の営業所で、数えたらピッタリ20人の同僚が辞めていました。3ヶ月に一人、辞めていた計算になります。在籍中8年間で毎年100人以上の新卒を採用し、中途採用も積極的にとっていましたが、従業員数はほとんど変わりませんでした(笑)。

私のように午後9時以降や週末に明確な遊びを入れていた人間はあの会社では珍しかったかもしれません。あ、もちろん仕事も頑張りましたよ。同期同士でも給料格差の激しい会社でしたが、同期の上位1割に入っていたと思います。まあ、5年経ったところで同期の半分ぐらいは辞めていましたけど(笑)。

私自身は社会人経験の場として、この会社を選んで正解だったと思います。サラリーマンをやるとしたら5年ぐらいかなぁ・・・。そう思っていた私が8年もいてしまったのは仕事が面白かったから、キーエンスのやり方が自分にあっていたからかもしれません。

さて、話が長くなりました。では、明日は具体的な部分。「謎に包まれた会社!?」と言われている点について様々な角度からお話していきたいと思います。

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