SNSは新規顧客を得るためのツールではありません

SNS・WEB全般

昨日のお話、いかがでしたか?

Googleマイビジネスはソーシャルメディアなのか?SNSなのか?
Googleマイビジネスはソーシャルメディアです。SNSでもない。ブログでもない。ならば、Webサイト?ホームページとは異なる統一フォーマット。かといってFacebookページのようなコミュニケーション重視のツールでもない。でもお客様が検索エンジン経由でGoogleマイビジネスにてその存在を必ず認識する場となります。

ソーシャルメディアという枠組みの中にSNSがあるということ。

これを知っておいていただくこと、大切です。

この枠組みが分かると、SNSの立ち位置もわかってきます。


今日はこの図を深掘りします!!

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

ビジネスには入口と出口が必ず必要

まず最初に・・・

ソーシャルメディアをビジネスに活用する。

SNSをビジネスに活用する。

よく使われる言葉です。

ビジネスで大切なのは入口と出口です。


動線を考えよう

入口とは知ってもらう場のこと。

出口とは注文、予約してもらう場のこと。

この入り口の部分を広告やエージェントに頼っている時代がありました。宿業界の場合、新聞や雑誌に広告を載せる。旅行会社から送客してもらう。

それが普通でした。でも、広告を出しても効果がない。旅行会社(エージェント)は送客してくれない。自分で集客しなければならなくなった。

Web集客の場合、原則「検索エンジン」が入口になります。


検索エンジンがWebの入口になる

例えば、友達や誰かの紹介、良い評判などを聞いて屋号・店舗検索する。そこから自社公式サイト、もしくはGoogleマイビジネスで更に詳細なデータを確認する。

あるいはコツコツとブログを書き、ブログに書いた記事の中からキーワードが検索され、その存在を知ってもらう。

出口は?

Googleマイビジネスの「タップして電話」や「投稿」機能等はまさに注文や予約をするための行動を促すボタンになります。

どんなに素晴らしいホームページを作っても、注文や予約、問い合わせが出来なかったら出口はありません。その存在を知ってもらう入り口がなかったら意味がありません。

出口として、Web来訪者が注文・予約・問い合わせをするフォームボタンが必要です。


私のブログの場合、「空室検索」バナーが
”出口=予約でつながる場”になっている

SNSは入口?出口?

では、SNSは入口でしょうか、出口でしょうか?

発信して存在を知ってもらう。

入口じゃないのって考える方が多いと思います。

確かに最初に目にする場かもしれません。

でも、これを入口だと思ってはいけない。

もう一度図を見て下さい。

 
私の場合、SNSはブログへの動線です

SNSはコミュニケーションツールです。その中から何人かにブログを見てもらう。ブログで興味を持ってもらった方にWebサイトから注文、予約をしてもらう。こんなイメージです。

SNSでは売込みは全くしていません。ブログでも売込みはしていません。売込みをしているのはWebサイトだけです。但し、

SNS>ブログ>Webサイト

の順番で自分のビジネスに近くなっていきます。

SNS・・・自分の好きなこと、専門性を発信

ブログ・・・自分の商売につながる話題、情報提供

Webサイト・・・販売商品の紹介(宿の場合は宿泊プラン)

って感じです。

であれば、SNSは入口???

”きっかけ”であって”入口”ではないと思います。

入口を知る前段階でのきっかけです。

入口であるならば、ビジネスに近い話をしてもOKですが、SNSの段階ではビジネスの話はしていないのです。あくまでSNSでは、

私はこんな仕事をやっているのでこんな話題、情報をブログに書いたよ、興味のある人は読んでね

というリンクを貼る程度なのです。

私的にはブログが入口です。SNSは”きっかけ”。入口ではないという認識です。

入口を検索とブログに絞ってやっているのが私のやり方です。

出口は基本直予約ですが、時にはOTA経由となることもある、と言った感じです。

SNSで新規顧客を得ようと考えるのはもうやめよう

SNSは入口でも出口でもない。”きっかけ”にしかすぎないとお話ししました。では、SNSで新規顧客は得られるでしょうか。もう、見ず知らずの人がSNSの投稿を見て買ってくれる、ということはありません。


SNSでのつながりの中から知り合い、
友だちへと濃い関係になっていく

その前に繋がっていて”この人の言う事は信頼できる””この人からなら安心して買える”という関係性ができていないと購買へはつながりません。

同じものを買うのでも、信頼している人、仲の良い人から買いたいですよね。

私のイメージの中では、SNSでつながっている人たちは全て友だちかもしくは過去に買って下さった事のある方。つまり、新規の方に紹介する、売込みするのではなくて、友達や既に買って下さった方に時々思い出してもらうためのゆるやかな関係性をつなぐためのものと考えています。

SNSで投稿したら見ず知らずの人が買ってくれるなんて考えない方が良い。

そう言った意味での新規顧客はSNS上には存在しません。

SNSは過去に購入して下さった方とつながり続けるためのツール。ビジネス的に言えば、リピーターさんのフォローツールと考える。

SNSでつながっている人は皆お友達。過去に購入して下さった方と同じスタンスで。結果新規顧客が生まれることはあっても、新規顧客を作るためにSNSをやってもうまくいきません。

っていうか、逆効果です。

SNSはつながりを持続させる、思い出してもらう、あるいは興味を持った時だけブログやサイトに来てもらう。そんなゆるやかな関係性を持続させるためのものです。

SNSはビジネスの入口ツールではありません。

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