キャッチコピーの基本はデジタル販促でも重要なのは不変☆「誰に何を伝えたいか」を明確に

マーケティング

SNS時代になって「つながり」「関係性」が重視されています。

SNSもソーシャルメディアも大切です。

でも、「わかりやすく伝える」基本はしっかりと学んでおいた方が良い。

昨日のブログはそんな思いもあって書きました。

宿泊プランタイトルはキャッチコピーである~売店がない宿でもPOPを学ぶことはとても大切
言葉でわかりやすく伝えるって大切。 ふと、どっちが伝わる? のお話を思い出しました。 エクスマ基本事例より。 薬屋さんで...

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

話題性から入ると長くは続かない

以前、「ジオ鍋」というトリプル鍋を企画しました。


3つの具材が同時に食べられる鍋

ちょうど、山陰海岸が世界ジオパークに認定されて盛り上がっていた頃、8軒の宿が合同で企画しました。


当時は「ジオの恵み」を表現すると
マスコミに取り上げてもらいやすかった

この後、新聞がテレビ、雑誌などに取り上げてもらえる方向へと広がり、2年ぐらい大ヒットプランとなりました。

2年ぐらい・・・

そうなんです。

2年経つと売れなくなったんですね。

話題性が先行していた時は売れるんです。

それが恒常化して行けばよいのですが、情報量の多い今の時代、すぐに忘れられます。

3種類食べられるというのは、ある意味「これを食べてほしい!」というトンガリがない。

ゆるキャラやB級グルメ。最近だと自治体動画など、一過性のブームで盛り上がっても、時がたつと忘れられます。

キャッチコピーの基本に忠実なプランに変更した

売れなくなったらどうしますか?

そのプランを休止する。

多くの事業者さんがそうなってしまうと思います。

ブームが去っても毎年その鍋で予約して下さる常連さんがいらっしゃいました。

ふと、そのお客様とお話していた時に

子供たちはお肉の方が良いっていうんだけど、この鍋ならお肉も海産物もどちらも食べられるからいいんだよね

って言われたんです。

その言葉をヒントにプランタイトルを変えたんですね。

「カニが食べたい!」「お魚だよ!」「肉でしょっ!」
家族のワガママ叶う★ワクワク3種ジオ鍋


「家族それぞれ食べたい食材は異なる」
にフォーカスした

こう書き替えたのが3年前ぐらいでしょうか。

するとまたヒットプランとして持ち直したのです。

このプランタイトル。POPの、キャッチコピーの基本に忠実に従っています。

それは

「誰に何を伝えたいか」を明確にする

ということです。

このプランタイトルの場合

お子様連れの家族に←誰

選べる3種類の食材で皆が満足できるご馳走鍋が食べられる←何

となっているということです。

伝えたい「何」はスペックであってはならない

ここで注意したいのは、誰に何をの「何を」がスペックであってはならないということです。

「高級〇〇」

とか

「限定〇〇を使った」

等、売り手側は「価値」を伝えようとします。

でも、それは商品スペックであり、それを得ることでどんなハッピーがあるのかというベネフィットではありません。

どんな素晴らしいスペックの商品でも、それを得ることによる幸福感を言語化できていないと、買い手は購入イメージができないのです。

このプランを申し込むことで、自分にとってどんなベネフィット(良いこと、幸福感)があるのか。具体的にイメージできること。

商品の高スペックをうたったプランタイトルは売れない時代になっています。

キャッチコピーの基本を忠実にプランタイトルに落とし込むというのはこういったイメージです。

以下が基本である「販促のシナリオ」です。


更に「誰が」それを強調しているかが
加われば独自性が増す

チラシや商品POPを作る時でも、Webサイトの商品キャッチコピー、プランタイトル、更にはブログ記事タイトルまで。

基本は同じです。デジタル媒体において「発信」をする際の基本はアナログ時代と何も変わっていません。

私自身時々忘れないようにしなくては、と意識している視点です。

 

 

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コムサポートオフィス 今井ひろこ/今井学

私たち夫婦は、兵庫県の日本海側・豊岡市を本拠地に、全国の小さなお宿やお店の集客問題の解決に取り組んでいるコンサルティング事務所「コムサポートオフィス」を運営しています。私たちが実践して培ったノウハウや日々の実践例を、この公式ブログでお伝えしています。なお、ブログネタは宿泊施設の集客などに限らず、一般の事業者向けのものも多いです。

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