じゃらんさんから「ホームページダイレクトサービスプラス」を勧められていますがこれっておススメですか?

マーケティング

じゃらんさんから「ホームページダイレクトサービスプラス」を勧められていますがこれっておススメですか?

既にリクルートライフスタイルさんから6月19日にプレスリリースで発表されているこちら。

宿泊施設の生産性向上と旅行業界の付加価値最大化へ 旅行業界に特化した業務支援サービス3商品を提供
株式会社リクルートのプレスリリース(2017年6月19日 13時00分)宿泊施設の生産性向上と旅行業界の付加価値最大化へ 旅行業界に特化した業務支援サービス3商品を提供

今日はこちらについて。

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本日のこのブログ、昨年10月1日にスタートしてキリ番の300記事目です!!あと2ヶ月ちょっとで丸1年。なんとか毎日更新を続けて来られました。記念すべき?!300記事目のお題は最近何人かからご相談を受けたこの内容です!!


私は初代より2代目にゃらんの方が好き

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

 

ここ最近、コムサポートオフィスに複数の方から相談が入っています。

じゃらんさんから「ホームページダイレクトサービスplus」というのを勧められています。ものすごーく早急に契約を迫られているんですけど、これってどうなんですか?

と。

資料も至るところで出回っているようで、見せて頂きました。


ホームページダイレクトサービス+plus

うーむ。これ、理解して判断を早急にするのって難しいですよね。利用料が月々2万円かからので、販促パックにもう一つ入ったぐらいのお金がいりますし。この金額が安いか高いかもわからない。

私なりにわかりやすーく説明したいと思います。


説明は良いから入った方が良いのか、入らない方が良いのか、先に結論を教えてくれ!

えーーーー

そうですよね。まずは結論ですよね。

はい。コムサポートオフィスのクライアントさんには・・・

現時点ではお勧めしません!!


あくまで現時点は、ですけどね

今わかるレベルでの私の見解をこれから説明していきますね。

ホームページダイレクトサービス+plusって何?

そもそもホームページダイレクトサービス+plusって何でしょう。Web事情にうとい方が説明を受けた場合、自社サイトをじゃらんが作ってくれるサービス、と認識すると思います。


えっ!じゃらんさんが自社サイトを作ってくれるの??

一瞬信じられませんよね。なぜ、じゃらんが自社サイトを作ってくれるのか。じゃらんネット経由ではなく、直接予約のサイトを作ってくれるってどういうこと??

戦略上思うところはありますが、その話をしていると長くなるのでまずはどんなものか、ということを。

ズバリ、

”ホームページダイレクトサービス+plus”とは”Webサイトビルダー”

です!!

Webサイトビルダーとは?

テンプレートに写真と文字を入れるだけで誰でもオシャレなホームページ(Webサイト)ができてしまう無料もしくは安価なホームページ作成ツールのこと。WixやJimdo、strikinglyやぺライチ等が有名どころです。

いや、ほんと簡単なんです。ホームページ制作の知識がない人でも、画像を入れて解説文を書くだけ。キャッチコピーを入れるだけ。ワードやエクセルよりも操作が簡単。

Webサイトビルダーに関しては当コムサポートオフィスでも勉強会を開催しています。

また、Webサイトビルダーの更に詳しい説明は以前ブログに書いています。

ホームページのいらない時代〜最新のWEB集客・販売のシナリオを私はこう考える
もうホームページが必要な時代って終わった。 高いお金使ってホームページを作る必要ってあるのかな? そう思う出来事。 ...

実際に勉強会を開催した時の様子がこちら

「聞きながら作ると早い!」「実行モードになれる!」ランディングページ制作セミナー受講者の声 | 地方の小さな宿とお店の集客をサポート!「今井ひろこドットコム」
事業者向けの「自分で作るランディングページ制作セミナー」を私が講師で、資料や講義の組み立てをイチから作って開催したのですが、とっても好評でした。「Strikingly(ストライキングリー)」を使って2時間半でほぼ完成。SNSで拡散させたりアドワーズのリンク先として、QRコードでPRするなどで拡散させると良いでしょう。

あと、私が2時間半ほどで完成させたページがこちら

夏こそが旬!かどや名物「活おこぜ」プラン on Strikingly
夏の日本海の味覚、山陰海岸の香住で30年以上名物となっているのが民宿かどやの活おこぜです。

今回のホームページダイレクトサービス+plus(以下HPD+)は、ザックリ言ってしまうとJimdoのようなホームページ制作ツールをじゃらんさんが宿向けに特化させて構築したということです。

先述のプレスリリースで、HPD+でできることが一覧で書かれています。

【主な8つの機能】
選べるデザイン:ニーズにあわせたデザインを約1000種類から選択可能
簡単な操作:HTMLなどの知識は不要、プレビューしながら編集可能
マルチデバイス対応:ホームページを作成すれば、自動でさまざまなデバイスに対応してくれる
予約機能:ホームページと統一感のある予約機能を提供
多言語対応:ホームページ・予約機能ともに、英語・中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に対応
トピックス投稿機能:宿泊施設のお知らせやブログなどの情報発信が可能
フォトギャラリー:施設内・周辺情報の写真を一覧で掲載できる
メッセージ配信機能:カスタマーに対し、HTMLメールの送信が可能(追って提供予定)
(※ メール配信はカスタマーの許可を得ている場合のみ可能)

上記のことはWebサイトビルダーであればどこのものでもできるもので、特別なことではありません。むしろ、月額2千円ぐらいで販売されている機能を2万円で提供されるのですから、どんな機能が付加されているかとても興味深いところです。

一番気になる料金の妥当性

まず、皆さんが一番気になるのは料金の妥当性です。これが高いか安いか。コムサポートオフィスが今最も推奨しているWebサイトビルダーstrikinglyで独自ドメインを取得して最も高価格なのが月2千円ぐらいです。

つまり、HPD+の2万円は一般的なWebサイトビルダーの10倍の価格です。

これを高いととるか、安いととるか。実は単純に高いととれない部分があります。

例えば、最初の基本の5ページは無料で作ってもらえます。おそらく業者さんに出せば1ページに1万円ぐらいはかかるでしょう。(strikinglyやJimdoの制作相場はオリジナルの公式サイトを作ってもらうより激安です)

あと、宿に特化した機能がどの程度あるか。現時点で企画書資料を見るに、

・オンライン決済対応でしかも手数料が2%!!

ぐらいしか私が魅力的と思う項目はありませんでした。それ以外の機能は最初に設定すればできるものが多いです。(トピックス投稿機能=ブログ投稿機能、といった感じで)

例えば、私がstrikinglyで公式サイトを作った場合、月16ドルです。ザックリいうと年間2万3千円ほどです。これに初期設定を5ページほど業者さんにやってもらって5万円~10万円。

テンプレート型のホームページならば、12万円も出せば完成します。(但し、写真撮影代は別)


strikinglyの価格はこちらを参照

一方でHPD+は年間24万円、2年で48万円です。宿専用でなければ同じことが最安値2万3千円でできてしまいます。

値段以外にお勧めできない理由

それ以上に私がHPD+を勧めない理由があります。

既にある自社公式サイトはどうするの?

今、自社公式サイトがある方にとっては、今のサイトを破棄することになります。もともと公式サイトがない、5年以上更新していなくて、ほとんど効果がない、といった施設さんの場合は検討の余地があるかもしれません。

でも、ある一定の成果が出ているサイトであるならば、月々の利用料のかかる契約を新たにする必要はありません。


スマホ対応は必須です!

これを機に自社サイトのこの辺は確認しておきましょうね。

コモディティ化が進み、価格競争に陥りやすい

テンプレート型ですので、コモディティ化が進み、価格競争に陥りやすくなります。コモディティ化とは、どこの宿のサイトをみても一緒に見える、ということです。デザイン1000種類とありますが、テンプレート型サイトはやはり同じように見えてしまうものです。

同じように見えてしまい、お客様はどこを選んでも良い、となると値段の安いところ、立地条件の良いところを選びます。


どこの宿も同じ雰囲気になりやすい
(屋号を変えても気づいてもらえない…)

じゃらんnetと同じテンプレートの部分が多い

自社サイト、といっても販促パックに入っている方は、販促パックの機能がそのままページとしても流用されるようです。(フォトギャラリー、よくある問い合わせ等)


これらページ項目の流用がありそうです…

じゃらんネットを見ても、自社サイトを見ても書かれている内容は勿論、フォーマットも同じ。であればお客様はどちらから予約を入れるか。特に検索で自社サイトよりもじゃらんネットの方が上位にあがってくる施設さんは要注意です。

いえ、おそらくリスティング広告費をかけて多くの宿の検索順位をとっていくでしょう。


広告枠を購入されたらアウトです!

そもそも、自社サイトのSEO対策をじゃらんに依存する。これ、怖くないですか?SEO効果の高い評価の上がった宿泊施設のサイトから優先的にじゃらんネット動線へのリスティング広告費をかける、なんてこともできます。

実は私が最も恐れているのはこれです。

これって結果として自社サイトという名の、より詳細が書かれた販促パックの外部サイト、つまりは更に月2万円支払って外部に「スーパー販促パック」を設けたことになってしまうのではないか、と感じているのです。

そうなると益々自社予約は減り、直の常連さんもじゃらんネット経由にされてしまう可能性が増します。

実はコムサポとしてはおいしい商売になるのですが…

お客様にHPD+をお勧めしてコムサポでWeb制作を受注する、というのも一瞬考えました。テンプレート型でもコムサポならば、それなりに独自化させる自信があります。むしろ、最初はどこも同じの5ページからのスタートでしょうから、ここで一気に独自化を表現するチャンスです。

おそらく、一瞬だけ私が考えたような便乗ビジネスを展開してくるホームページ制作会社が登場することでしょう。

でもね・・・

先述したように宿泊施設さん側にハッピーがないんです。月々2万円余計に支払って確かにじゃらんネットの売上は上がるかもしれません。でも、自社サイトは、じゃらんネットに書かれている記述の補足、販促パックのバージョンアップ的な位置づけですから、当初期待していた直接予約のアップという期待には添えない可能性が高いのです。


じゃらんにおけるHPD+の真の目的は
自社サイトの販促パック化

更に、このWebサイトビルダーの仕組みはどんどん進化していくと思います。他の業者も参入してくるかもしれません。じゃらんがスタートさせるのは来年の春。その時には既存のWebサイトビルダーが今以上に進化している可能性もあり、HPD+のシステムが月2万円も投資する価値のないものになっている可能性があります。それほどまでにWeb集客の波は早くで動いています。

HPD+がおススメの宿

現時点でHPD+を導入した方が良いと私が思う宿は

・自社ホームページを持っていない、もしくは5年以上更新していない

・じゃらんネットからの売上が全体の半分以上である

といった施設さんです。

販促パックの強化版として活用すれば、現在のじゃらんネットの売上も更に上げられます。

私は以前から言っているように、自分の宿にあった予約サイトを1つに絞ってそこでの売上をとことん上げて行く方が良い、と考えています。

HPD+を導入することで、じゃらんネット内で更に地域での売上が圧倒的になれる方にはお勧めします。

今、新しくホームページを検討している方にはお勧めしません。コモディティ化の波にのまれるか、なけなしの直販分もじゃらんネット経由に流れてしまうだけです。

現時点で私が受けた印象はこんな感じです。


うん。やっぱ2代目にゃらんよりも
うちのみーちょめの方がかわいい。

猫飼いって自分ちの猫が世界で一番かわいいって思ってる人多いのよね^^

 

 コムサポートオフィス代表
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コムサポートブログを書いている人
コムサポートオフィス 今井ひろこ/今井学

私たち夫婦は、兵庫県の日本海側・豊岡市を本拠地に、全国の小さなお宿やお店の集客問題の解決に取り組んでいるコンサルティング事務所「コムサポートオフィス」を運営しています。私たちが実践して培ったノウハウや日々の実践例を、この公式ブログでお伝えしています。なお、ブログネタは宿に限らず、一般の事業者向けのものも多いです。

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