自分たちの当たり前が他人にとって当たり前ではない。利用する人にわかりやすく伝わっていますか?

地域活性化

先日、新温泉町商工会さん主催のエクスマセミナーに向かう際、気づいたことがあります。観光目線、町外目線で見た時の気づき、と言えばよいのでしょうか。同じく最近できた日高神鍋高原IC出口でも同じような気づきが。

この2つの出来事。案外自分も商売においてお客様に対して同じようなことやっているかもしれませんので紹介しておきたいと思います。


湯村温泉名物
荒湯生キャラメルを食べる藤村先生

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

さて、今回のセミナー。私の住む香美町の隣り町、新温泉町で開催されました。

新温泉町民センター

新温泉町は香美町と同じ美方郡。10数年前に平成の大合併というのがありました。香美町が香住町、村岡町、美方町が合併してできたのと同様、新温泉町は浜坂町と温泉町が合併してできた町です。


香美町と鳥取県の間にある新温泉町

今回、この場所を特定するのに、地元である私も少し混乱したのです。

新温泉町民センターの場所がわからない

セミナー期日が近づいてきた時、場所を確認しようとして「新温泉町民センター」でググってみました。

すると、役場の案内ページがありました。


新温泉町民センターの紹介ページ

住所を確認するため、画面をスクロールしていくと・・・

ん?!

お問い合わせ 地域振興課|温泉総合支所
〒669-6892 兵庫県美方郡新温泉町湯990-8

とは書いてあるけど、これは住所なのか?問い合わせ先なのか・・・。

グーグルマップで「新温泉町民センター」でググっても場所が出て来ませんでした。


新温泉町そのものが出てきてしまう・・・


新温泉町民センターって結局どこにあるのーーーー

実はこの混乱、隣町の人間だからこそ混乱したことでもあります。

というのも、私たちの世代は特に旧町で把握しています。

新温泉町は海側の町旧浜坂町と山側の町旧温泉町が合併してできた町。

この2町、規模からいったら旧浜坂町の方が圧倒的に人口が多いです。

ザックリ言うと1万5千人の人口で旧浜坂町が1万人、旧温泉町が5千人と言った感じ。これが何を意味するか。

新温泉町民センターという名称を隣町の私が聞くと、旧浜坂町エリア、すなわち海沿いにある施設であるとイメージしてしまうのです。

でも、実際は旧温泉町役場、すなわち山側の施設だったわけです。


実際、役場のような施設の
2階で開催されたわけです

結局前日にいろいろと調べていくうちに新温泉町民センターが湯村温泉にあり、湯村温泉では比較的有名な”夢ホール”という会場の隣の建物ということがわかり、事なきを得た次第です。

自分たちのルールが来訪者を混乱させる一例

似たようなトラブルは先日私の地元で開催されたイベントでも起こりました。

私がさりげなくツイートしたのですが

 

これ、どういうことかというと、最寄りのIC出口の看板の問題。


日高神鍋高原IC出口の看板

これ、香美町は左とあります。でも香美町の山側は確かに左折ですが、海側の香住エリアは右折の方が20分近く近いのです。

おそらくカーナビをセットしていたらカーナビは右折の指示、看板は左折の指示、と初めて来た方にはパニックを起こしてしまう看板です。

外からいらした来訪者目線で作られていない看板、ということですね。

この看板に関して詳しくはこちらで解説しています
↓↓↓

恐らくこの看板も国交省で定められたルールに基づいて行き先地名を書かれたものと思います。でも、その名称が果たしてそこを利用する人たちにとってわかりやすくなっているか。かえって混乱を生じてしまう内容になっていないか。

自分たちの当たり前が他人にとって当たり前ではないということはよくあることです。お客様に対して同じようなことをやっていないか。

自分の商売でも改めて見直しておく必要がありそうな出来事です。梅雨の閑散期。今のうちに自分のお店、宿の看板やPOP、Webページで同じ様な事がないか、しっかりチェックしておきたいです。

 

 コムサポートオフィス代表
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コムサポートブログを書いている人
コムサポートオフィス 今井ひろこ/今井学

私たち夫婦は、兵庫県の日本海側・豊岡市を本拠地に、全国の小さなお宿やお店の集客問題の解決に取り組んでいるコンサルティング事務所「コムサポートオフィス」を運営しています。私たちが実践して培ったノウハウや日々の実践例を、この公式ブログでお伝えしています。なお、ブログネタは宿泊施設の集客などに限らず、一般の事業者向けのものも多いです。

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