10年以上ぶりにプロ野球を観に行って気づいたマーケティング的な視点

マーケティング

大学時代、阪急ブレーブスのファンクラブに入っていました。何故ならば、ファンクラブに入っていれば西宮球場の内野自由席がいつも無料だったから。当時、自転車で行ける距離に住んでいました。


2年前、阪急ブレーブスの帽子を
被って雪かきしていた時の写真

おはようございます!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!

阪急ブレーブスの試合を見に行こう♪

何年か前からプロ野球で「関西クラシック」というイベントがありました。オリックスやソフトバンクが昔の近鉄、阪急、南海のユニフォームを着て戦う、という試合です。これまで、なんどもなんども行きたいと思っていました(勿論、阪急ブレーブスの回)。でも、ゴールデンウイークだったり、週末だったりして、なかなか行くことができませんでした。

それが今回、5月末の閑散期、ど平日にあるではありませんか!


2017年はゴールデンウイーク開催


2018年もゴールデンウイーク開催


今年は5月末の平日に!!

最後にプロ野球を見に行ったのはいつだったでしょうか。10年以上前、セパ交流戦が始まったばかりの頃、オリックスvsジャイアンツの試合をスカイマークスタジアムに観に行ったのが最後だったかと。

何れにせよ、超久しぶりのプロ野球観戦。阪急ブレーブスの試合を見に行くというので言えば、1988年以来ですから、30年以上ぶりになります!!

この曲を聴いた時にはもう、感涙でした!!

そして、始球式は山田久志さん。私が小学5年生の時、初めてプロ野球を観に言ったのが阪急vs南海戦の開幕、先発ピッチャーは山田久志選手でした。


なんか、感動モノでした!!

今回はマーケティング視点でスタジアムを見回し気づいた3つのこと

さて、久しぶりのスタジアム。阪急ファンと言っても、やっぱりバッファローズと名のつく球団を120%応援する気になれないのが本音。でも、今日は阪急だし。様々な感情が入り混じりましたが、大学生当時とか、サッカーの浦和レッズ並みに感情移入せず、野球自体を客観的に観て楽しむことができました。

そんな中、マーケティング視点で感じたことが多々ありました。チアガールの演出がすごいとか、ビッフェやカフェが充実しているという見た目の部分だけではなく。

(1)広告の時代の終焉?!看板広告はもう古いのかも

プロ野球のスタジアムといえば、企業の広告看板。まあ、阪神や巨人ならば状況は異なるのでしょうが、ここ大阪ドームでは未設置の空白看板が何箇所かありました。


看板未設置の場所が目立っていた

プロ野球といえば、テレビ中継や看板広告収入がすごいというイメージを持っていました。でも、今やテレビでプロ野球を見ることは少なくなりました。私も去年はDAZNでオリックスの試合をよく観ていました。

テレビ放映による収入は激減しているんだろうなぁ・・・

更にはそれに付随して看板広告収入も激減しているのかもしれません。未設置場所が複数あるということは、今設置している場所の料金も下がっているのかもしれません。少なくとも、広告収入を期待する時代ではなくなってきているのを実感です。

(2)デリバリーサービスがある!!

今回、奮発してバックネット裏の良席をとりました。


非常に観やすい良席でした!

なんと、後方部にあるビュッフェで、ソフトドリンク飲み放題、軽食食べ放題。言ってみれば一人4千円で食事付(但し、アルコール類は別料金)。これはかなりお得に感じました。

でももっとすごいのが席にいてもビュッフェの食べ物やソフトドリンクを無料で持ってきてもらえること。


無料で席にデリバリー

実際に頼んでみると・・・


こんなボックスで
持ってきてもらえました!

中を開けると


こんな感じです♪

別料金でビール、買っちゃいますよね(笑)。


京セラドームで生ビール♪

なんかですね。ここまでやってもらえる席が存在するのが10年前とは雲泥の差に感じました。これは、もしも大阪に住んでいたら、月に何回かは来たくなります!!


前の席の頭についている空調も快適♪

体験イベントが多数♪

会が終わる都度何かミニイベントのようなことがアナウンスされていました。「一番応援を頑張った人に」とか「ぬいぐるみを掲げて応援した人に」とか。そして極め付けはコチラ。

あ、スタジアムでポスターも貼ってあったんだけど、公式サイトの方がわかりやすいのでコチラの説明から抜粋します。


えっ!さっきまで試合していたグラウンドに降りられるの!?ツアー

京セラドーム大阪
興奮と感動のスタジアム京セラドーム大阪の公式サイトです。

試合終了30分後のスタジアムに降りることのできるツアーだそうです(もちろん有料)。プラスアルファの売り上げになるのはもちろんのこと、もしもこの体験ツアー、私が小学5年生の時、大学生の時にあったらどんなに嬉しかったことか。

ファンの願望を叶えています。

野球観戦だけを売る時代は終わっている

私が学生時代、もしくは10年以上前に来ていた頃に比べ、

ただ単に野球観戦を販売している

時代ではなくなったと言えます。プロ野球を見る場所からエンターテイメントを楽しむ場へと変わっています。


オリックスといえばBsGirlsも有名

ただ個人的には学生時代、阪急の試合を観に行った際の大阪球場でのヤジ合戦とか好きだったなぁ・・・

もし、伝説の阪急ブレーブス応援団長が楽天を応援したら | 文春オンライン
4月某日、大阪は九条にある立ち呑み屋さんでのこと。そこには白髪を綺麗に整え、牛乳をグビグビと飲む男がいた。ぷっくりとした...

選手、球団が見せたいものではなく、お客様が楽しみたいものを提供する。今はそんな時代です。でも、その場を作り出すのはファンだったりします。

外野席での応援合戦。びっくりしたのはどちらの球団もサッカーのサポーターのような応援だったことです。悪くはないのですが、なんか違和感が・・・。

奇しくも先ほど紹介したコラムの中で元阪急ブレーブス応援団長の今坂喜好さんが言われている言葉

最近の応援は賑やかやけど、静かに観るのも応援

の中に何かヒントがあるような気がします。これ、自分の商売にも当てはめて考えてみてくださいね。

もう○○だけを売るのは終わっている。
・お客様はエンターテーメントを求めている。
・ヒントは商品や提供者側にあるのではなく、お客様側にある

この3段論法です。


また野球を観にいきたいと思います!

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コムサポートブログを書いている人
コムサポートオフィス 今井ひろこ/今井学

私たち夫婦は、兵庫県の日本海側・豊岡市を本拠地に、全国の小さなお宿やお店の集客問題の解決に取り組んでいるコンサルティング事務所「コムサポートオフィス」を運営しています。私たちが実践して培ったノウハウや日々の実践例を、この公式ブログでお伝えしています。なお、ブログネタは宿泊施設の集客などに限らず、一般の事業者向けのものも多いです。

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