若者が何か新しいことをしようとすると反対する年寄りの気持ちが分かるようになってきた件

地域活性化

経験が邪魔をするってこと、ありませんか?

「あ、それうまくいかないよ。前にやったことあるけどうまくいかなかったから」

特に自分より若い人のアイデアを見た瞬間にそう感じてしまう。

それって自分が年寄り化している証拠かもしれない。

そんな風に思ってしまう事があります。


それって老化の始まりかも…

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

昨日は嫉妬による妨害等で他者の挑戦や発言を認めない構造についてお話しました。

田舎では真意はなかなか理解されず、まずは私利私欲の発言と解釈(誤解)されやすい
田舎でこれまでになかったことをしようとする場合。反対意見は必ず出ます。それは妬みや嫉妬である場合もあるし、本気で心配して...

今日は、誰もが持っている、特に年齢を重ねるほど持ってしまいがちな50歳を過ぎると注意しないといけない、という自分への投げかけも兼ねての考察です。

人は自分の経験で出来る出来ないを決めてしまう

150年前の人に飛行機の説明をしても理解できないでしょう。

大阪や神戸から東京まで1時間で行ける。

鳥取からでも2時間かからない。


眼下に雪で覆われた鳥取砂丘

鳥取から東京まで2時間以内で行けるわけないやん。

それが150年前の常識。

そんなこと言いだす人がいたら非常識、変人扱いされていたでしょう。

飛行機は勿論、列車もない時代ですから。

人は自分の経験と常識、価値観に縛られています。

そうなんです。

自分の経験上それはできない

と、判断してしまうのです。

それは、あなたの経験と常識、価値観ならばできない、ということ。

他の人がやればできるかもしれない。

年齢を重ねていくと経験値が増え、やるまえからこれはできる、できないがわかってしまう部分があります。

それはそれで間違いではない。

ただ、他人ならできるかもしれない。

あるいは、数年前やった時には失敗したけど、今ならば技術が進化したり、仲間やお金をWebで集める仕組みができているので、できるかもしれない。

なので周囲の人、特に年上の人に「そんなの無理」って言われたら、「あなたには無理なんですね」って思うだけで良いです。

自分も「無理」って言う側にまわっていないか?

ふと、思ったんです。

50歳を超え、自分が「そんなの無理」っていう立場にまわっていないかなぁ、と。

 

ひょっとして若者なら、今の時代なら簡単にできるようになっているかもしれないのに。


経験が行動の邪魔をしていないか?

私は若い時代がまさにバブル期でした。

なので、何をするにもお金が必要って思ってしまう負の発想が自分の中にできてしまっていたように思います。

私より上の世代の人には同様の方が多いように思います。

でも、今の若者たちにはそういった発想がない。

元々景気の良い時代を経験していないので、楽にモノが手に入る、お金で何とかできる(お金がないと何もできない)って発想からスタートしていないように思うのです。

これって、ものすごーい武器だと思うんです。

「できない」ハードルを脳内から排除した状態で発想をスタートすることが出来るから。

絶対できるアイデアは「行動」とは言わない

ゆるキャラ、B級グルメ、バズ動画、スポーツイベント。

地方活性化の取り組みを例にします。

いわゆるブームに乗ってどこかの成功実績をそのままコピペしたようなアイデアは、うまくいくかどうかは別にして、必ず行動できるアイデアです。

報告書的に「〇〇をやって△△な経済効果をあげました。」

ということはできます。

ビジネスでも「〇〇を投資して△△な売上が上がりました」

ということはできます。

でも、それってブーム循環での経済効果なので、リピートはありません。

私は行動を躊躇するようなアイデアにこそチャンスがあると思っています。

ひょっとして「そんなの無理!」ってアイデアが周囲から聞かれてくるようになることを私は期待しているのかも。

その際、提案者に対して「無理」って断言しないように気をつけたいと思います。

あ、それよりもまだまだ自らが周囲に「そんなの無理!」って言われるような提案をしていきたいですね♪

もうすぐ春の予感を感じながら、そんな風に思っています。

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